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関戸郷
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東関戸区の若連に所属する某若週のBLOG. 
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今年の祭礼初日と飾り付け準備の日に先日放送されたTBSの「お江戸粋いき」の取材が来ていました。
飾り付け+梃子の指導場面などを収録したいとの事。
この日は準備なのに、がくるという事で「若連は半纏を持参する様に」というお達し。
朝9時に集合して、準備作業を開始。
準備作業は、順調に進みTV局の人も順調に撮影。
準備も一通り終わると、今度は梃子未経験の若い子に梃子の技術を指導する場面を撮らせてくださいとの事に。
梃子の指導方法と言っても実際は祭り本番にやりながら教えるというのが実際のスタイル。
しかも、準備作業に出てきている若連の中で梃子の未経験者がいない。
う~ん こまった・・・。
よし じゃあ 今年初めて「のの字廻し」の軸梃子をやる人を経験者が指導するという設定に急遽変更。
そこで選ばれたのが、TVをご覧になった方にはもうお馴染みY代君。通称 Bちゃん。その指導役に選ばれたのがN君。
TV局の人の要望は「まず 山車の無い所で持ち方とか指導している絵をください。」
と言われたものの、山車の無い所で梃子を持って立っているだけ・・・。
それを指導しろと言われても・・・。
しかも、Bちゃんはのの字未経験というだけで、梃子は経験者です。
梃子の持ち方もちゃんとできてる訳です。
「ハイ スタート」
カメラは回ります。Bちゃんは緊張した面持ちで梃子をもっています。
指導役は、その脇で腕組み。
Bちゃん「これでどうですか?」




指導役N君「・・・・・・・・・・・・・・・・・・言うこと無し バッチリです」


カァァァァットッ!!!

TVクルーから注文が入る。「もっと色々言ってください、まわりの人も黙ってなくていいです。色々教えたりしてください」

再度 スタート
Bちゃん「これでどうですか?」
指導役N君「・・・・・・・・・・・・・」



その他  「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・言うこと無しっ」



カァァァァァァァァァットォォォォ!!


全然 良い絵が撮れません
そこに若連の番長OTK頭登場!!!
再スタート
Bちゃん「これでどうですか?」
指導役N君「・・・・・・・・」
その他「・・・・・・・・・・・」
まただめか?思ったその時・・・
OTK頭「そこにやでぇがあると思って持ってみろ、ちゃんと踏ん張って」

ォォォォォォォ!! さすが 頭だ。
TVクルーも、すかさずOTK頭にカメラを向ける。
TVクルーもリーダーを見抜くんだなぁ。。。
すると、クルーの人が今度はOTK頭にマイクも向ける。
「梃子っていうのは、どういう役目なんですか?」

OTK頭は、普段は番長キャラでリーダーシップ抜群。飲み会の段取りやイベントなどの号令はお手の物なんですが・・・・。
改まった挨拶(飲み会の乾杯の挨拶なども・・)になると急に喋れなくなっちゃうんですw
そのOTK頭にインタビューなんて・・・・・

案の定
OTK頭「て、てこですか?(汗 て、梃子は、く、車でいうハンドルとブレーキ??ぶ、ブレーキでいいんだっけ?あjkdかlふぁぁぁ:」


カァァァァッァァアッァァトッ!!!

見事 撃沈・・・・。
どうも、山車の無い所で指導しろといわれても調子がでません。
どうか、実際に山車に梃子をさして撮影してとTVクルーに相談。
しかし TVクルーの返事は「実際の山車にいれた映像は後からとります。事前に無い所で指導している絵が欲しいのです」と譲ってくれない。そこらへんはやはりプロ意識なのだろうか。番組作りのプロの言う事には従うしかありません。あきらめて撮影再開しようとしたその時。

ここで撮ってもしょーねーよ。実際に山車に入れてやった方がいいべ、山車でてんだから

振り返るとH古役。
H古役さんは、色々と若連にもご指導下さる大先輩であります。
若連からみると、ちょっと怖い存在の古役さん。

その古役さんの発言にTVクルーは・・・・・・


ハイ じゃあ あっちで撮影しましょうか

って、いいのかよっ!! こっちの絵は!!

TVクルーもH古役には逆らえなかったか・・・・





    恐るべし・・・・・・・・・東関戸の古役



今度は舞台を、山車前に移し撮影再開。
山車に梃子を挿して。
Bちゃん 「どうですか?」
指導役N君「自分の一番力の入りやすい様に持ってみろ」
その他  「う~ん も少し深くいれないとだめだよ」
     「も少し前で」
さすがに山車前でやると雰囲気が出てくる。

するとTVクルーから注文。
「動きが欲しいので、切ったりする動作を入れてみて」

Bちゃんが力を入れて切る。
ガタガタと山車が揺れる。ガタガタガタガタガタガタガタガタガタガタ

ってずいぶん揺れるぞっ!! と反対側を見ると・・・・

反対の梃子を入れてTVにでたがりの若衆 S輔が一生懸命切っている・・・って お前じゃないから・・・・・出たいのね テレビ

S輔の映りたいアピールをよそにカメラはBちゃんを追う。
回るカメラ、映るBちゃん、映らないのにアピールを続けるS輔。
おっ カメラがS輔の方に近づいてきた!!映るのか?アピールが通じたか?



カメラマン「スイマセン、右の梃子の人 邪魔なんでちょっとどいてもらえますか?」



S輔 撃沈・・・・・・・



今度は、カメラは筆頭頭のP頭へ。
インタビューを受けてる模様。
P頭は、祭の知識が深く若連一の祭マニア。話を始めると5時間位は平気で話している。飲んで話すと、又これが長くなる。
なんせ話の始まりが江戸時代から始まるので・・・・・平成に来る頃には五時間は掛かる そんな祭博士です。
私も、祭の師匠と崇める先輩です。
P頭ならインタビューで何を聞かれても答えられるだろうね
さすが TVクルー ナイスな人選!!

TVクルー「梃子というのは、どういった役目なんですか?」
そんな質問は東関戸のスーパーマニアックP頭には朝飯前ですよっ!!
そんなベタな質問したら江戸時代から話されちゃうぜ!



P頭「梃子と言うのはですね。車に例えますとブレーキとハンドルの役目になります。この梃子をやるには・・・(五分くらいは話してました)」

答えは良いけど 声が小さい
しかもちょっと俯き加減・・・・。




これは使われないな・・・・・・・・・・・・・




  若連・・・・・・・・・・・・・・全滅






それを見かねたて、I古役が登場。


「お前ら もうちょっとこう厳しい事とかいったりしたほうがTV受けするんだよ。こうもっと色々 教えてな。」

というI古役にカメラが向く。

早速 インタビュー開始。
I古役「え~ のの字廻しというのはですね。古くから伝わる伝統的な云々かんぬん・・・・・・・・」

と見事な受け答え。声もバッチリ。しかもTV目線もバッチリ。

前日から練習してたのでは?という位 完璧な受け答え。

いや 練習してきたな。







      う~ん  恐るべし 東関戸の古役


何だかんだでその日の収録が終了。
祭礼初日にも撮影にきて、のの字廻しや祭の様子を収録していきました。



そして待ちに待ったオンエアーの日。
期待してTVのスイッイオン!!

おっ 始まった!!
準備風景だ。
あっ やっぱり若連のシーンは全部カットね。
使えないよな・・・

あっ やっぱりI古役のインタビューがバッチリ使われてる。
さすがだ
今度は祭のシーン。
おお 路地を通るシーン いいねぇ






って 又 I古役が映った!!




「うちの町内でのの字の軸を逃すと言うことは末代までの恥!!」

えっ いつ撮ったの? いつこんなインタビュー??
しかもTV受けする厳しい事をいってるし。
完全に良い所 もっていきましたね














お、 おそるべし・・・・・・・・東関戸の古役。




※今回 町内の皆様方には日記に無許可でしたがイニシャルで御登場いただきました、スイマセン。今度 会ったときいじめないで下さい。







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早いもので、新宿祭礼が終わり11月になりました。
今年も残すところ後2ヶ月ですね。

私のような祭好きは一年が祭を軸に廻っています。
ですから、今は新年明けまして?という訳ではありませんが来年の祭を考えると「また一年長いなぁ・・・」という感じです。

今年の新宿祭礼は、久々に心地よい緊張感を味わえました。
中日の「のの字廻し」。
番組を組んでの「のの字廻し」は、やはり通常運行中に行なう物とは別段の緊張感
そもそも街中で番組を組んで「さぁ 今からここでのの字を各町がやりますよ~」という状況は、10数年振りの事
やはり連続で同じ場所でやる訳ですから、他町と比較されるという事、けして失敗できない、うまく廻したいという心理が自然と働く訳です。
という私にしても今回の様な「のの字」に参加するのは、初めてといっても過言ではなかったのです。
祭礼最終日の夜に千葉銀前で行なっていた時代の最後の頃若連デビューでしたので、実は本番の千葉銀のの字は担いだ事が無いのです。
当時、東関戸は人も多くいわゆる本番「のの字」には体もさほど大きくないペーペーの一若衆の私は、戦力外でした。
当時、最終日の夕食を食べながら、のの字の配置が発表されていたのですが、当時私は名前を呼ばれる事は無いだろうと思いながら緊張していた思い出があります。
その後、特曳きの会場は北口のコミュニティセンターに変わり私も特曳きに参加できる時代が来るのですが、コミュニティセンターは会場としては広く、もう町内の意向としても「のの字廻し」をうまく廻そうというのではなく会場にあったダイナミックで迫力ある演技をという傾向になっていきました。
もちろん他の13町も独自の工夫を凝らした演技が多くなり、同じ種目で技術を競うという感覚は薄れてしまった様な気がしました。

そしてコミュニティセンターの特曳きも、北横宿の年番を最後に終了し、今度は街中での指定場所での「のの字廻し」という数年間になるわけです。
指定場所で事前申請して各町がランダムに「のの字」を行なうという物です。これは今でもそうのですが。
コミュニティセンターでの特曳きが無くなり、観客が「のの字」を見られる機会を。という配慮だと思います。
これにより「のの字」を行なう機会が劇的に増加
それにより観光客が「のの字」を間近で見る機会が増加
若連ものの字の軸梃子&象鼻など経験できる世代の幅が
いい事も多かったのですが・・・
逆に、若衆の「のの字」に対する緊張感が
という事も否めませんでした。
しかし、今年10数年ぶりに街中での番組を組んでの「のの字廻し」が復活
私は、この機会に本番の特曳き未経験の若い世代に是非あの独特の緊張感を味わって、感じ取ってもらいたかった
本番の特曳きの緊張感は最近若連としてもご無沙汰です。
そして、私達以上の世代にとっては「憧れの本番のの字」

今年は、入念に出発前に配置を決めて作戦会議。
いつも行なっているのの字ですが、この配置決めが、今日はいつもと違うんだよという雰囲気を高めます。
そしていよいよ出発!!
私は、演技位置の軸決め担当。
山車より先行してあるっています。
そんな私の目に飛び込んできた千葉銀前の人、人、人
正直、震えました。
モーゼの十戒ではありませんが、あの広い千葉銀前交差点は黒山の人だかり。
山車一台が通って曲がれるだけの幅しか開いていません。
まわりは人の壁。
そこを山車が通る。
「うわっ カッコイイ
そして一抹の不安
「ん?ここにこんなに人がいたら風月前はガラガラじゃ?」
事前の現場状況確認も大事な仕事。
提灯を消して、人波を縫って風月前へ。
なんと風月前も人、人、人で溢れ返ってますよ
予想していたよりも観客の輪が演技場にはみ出してきてます。
高まる期待感と緊張感 
下川岸の演技が終わり、いよいよ大楠公がやってきます。
緊張感は最高潮!!
そして大楠公は、見事に三回と四分の一回転
東関戸らしい「のの字廻し」

のの字が無事終わると興奮と感動と安堵感、達成感が入り混じってジーンときちゃいます。

やはり、街中での「のの字廻し」 最高ですね
復活させてくれた年番町さんに感謝です。


ブログのデザインを少し変えてみました。
見づらいですかね?

TBSの番組、おっ!! と思ったら終わってしまいましたね。
丸々2日間の取材でしたが、放送されると呆気ないものです。
しかし、番組制作というものは大変なんですね。

~~お知らせ~~昨年、さわらーめんで話題を呼んだ「ふるさとフェスタさわら」が今年も行なわれます。
今年は、香取どっちの料理ショー。
昨年のさわらーめんに続き、地元の食材を使った企画 楽しみですね。
詳細は↓
佐原商工会議所 青年部 
祭礼準備と祭礼初日に撮影に来ていた「お江戸粋いき」の放送日時が決定いたしました。

 日 平成18年10月29日(日)
時間 午前11時40分よ五分程度
CH 6CH TBS

東関戸に密着取材しておりましたので楽しみです。
平成18年度 新宿祭礼 東関戸特集
(画像提供 荒久新道様)





























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