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東関戸区の若連に所属する某若週のBLOG. 
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ちょっと時期を外してしまいましたが、ちょっと終戦とお祭の話を一つ。

今年は終戦記念日に小泉首相が靖国神社に参拝したのが大きな話題となりました。
私的には、戦没者の慰霊という物は世界中どこの国でも行なわれており、その英霊に首相が手をあわせるというのは当然の事とだと思っています。
それについて他国がとやかく言うことは異常でしょう。
なのに日本では、国内の政治家達が小泉批判をしているという。
ある意味日本も異常な国です。
しかしテレビでは、その是非を問う討論番組などもあり「A級戦犯」という言葉を皆様もよく聞いた事と思います。
我が町内の山車額の文字を書いた荒木貞夫氏も、今話題のA級戦犯の一人であります。
その話はひとまずおいときまして。

さて、昭和20年の8月に太平洋戦争の終戦を迎えます。
終戦=敗戦です。
その敗戦間もない9月には既に、佐原の町では山車が曳かれていた。
祭を復活させていたというエピソードがあります。
そのエピソードを聞いた時は、さすが 佐原っ子!!戦争がおわり日本中が沈んでいる時に、山車を曳く。佐原っ子の心意気!!と関心したものです。
しかし旧「やでぇ板」に寄せられた、幣台オタクさんの投稿により、昭和20年9月に曳き出された山車は東関戸と仲川岸の2台だけであったらしいのですが。
東関戸の年表をみましても昭和20年の欄には当役氏名が記されており、祭礼経費1210円、収入1210円、支出474円 差引 736円の内 老婆連へ10円、後片付け150円を支払う。
残金596円にて大芸者会とあります。
又、支出474円の内下座諸掛かり 210円也。

この年に山車を曳いたのは確かなようです。
またこの年11月3日~5日 何か祭礼 と記されており、この時の支出収入も記されています。

戦後間もない山車曳きのエピソードとして山車を曳く際に額を飾るかどうか?迷った事があったそうです。

敗戦後、GHQ(総司令部)が最初に行ったことは検閲でした。
1945年(昭和20年)9月に発した、いわゆるプレス・コードによって、軍国主義的なもの、戦前・戦中の日本を肯定するもの、戦中の米軍の行為を批判するもの、原子爆弾や無差別空襲の被害について知らせるものは、ラジオ・新聞・雑誌他、一般市民発行の本に至るまで厳しく取り締まり、情報を統制した。
額の字を書いた人物が、陸軍大将の荒木貞夫氏(後の東京裁判ではA級戦犯とされる訳です)だった為、軍国主義的な物に当たると判断されればGHQに取り上げられるのでは?と恐れたようです。
途中、まで額を飾らずに山車を曳きましたが結局


「GHQは、これよめねーべ?w」

という事でまた飾ったとの噂です。


※ちなみに戦犯の国内での扱いに関して、それまで極東国際軍事裁判などで戦犯とされた者は国内法上の受刑者と同等に扱われており、遺族年金や恩給の対象とされていなかったが、1952年(昭和27年)5月1日、木村篤太郎法務総裁から戦犯の国内法上の解釈についての変更が通達され、戦犯拘禁中の死者はすべて「公務死」として、戦犯逮捕者は「抑留又は逮捕された者」として取り扱われる事となった。これにより1952年(昭和27年)4月施行された「戦傷病者戦没者遺族等援護法」も一部改正され、戦犯としての拘留逮捕者について「被拘禁者」として扱い、当該拘禁中に死亡した場合はその遺族に扶助料を支給する事になった。
1952年6月9日「戦犯在所者の釈放等に関する決議」、1952年12月9日「戦争犯罪による受刑者の釈放等に関する決議」、1953年8月3日「戦争犯罪による受刑者の赦免に関する決議」が可決された。そして「恩給改正法」では受刑者本人の恩給支給期間に拘禁期間を通算すると規定され、1955年には「戦争受刑者の即時釈放要請に関する決議」がされた。そして国際的にも、サンフランシスコ講和条約第11条の手続きにもとづき関係11ヶ国の同意を得て、A級戦犯は1956年に釈放された。


先日、幣台オタクさんに確認したところ昭和20年9月に山車をひいたのは東関戸区と仲川岸の2町内だったそうです。これは、やでぇ板に書き込んだ後日の取材により判明との事でした。本記事の方も訂正させてもらいました。
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OmYBqBPCzEmOa
2010/03/08(Mon)23:58:41
BfOGyO Excellent article, I will take note. Many thanks for the story!
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