東関戸区の若連に所属する某若週のBLOG.
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18日から26日まで行なわれていた生田コレクション展示と文化会館で行なわれた「日本の技と音」公演が無事終了しました。
展示には、延べ2000人を超える大勢の方々にお越しいただきました。
また文化会館における公演においても大勢の方にご来場頂き大変有難うございました。
さて、今回はスタッフとして参加しまして生田コレクションという国内有数(最大?)の鼓筒資料に触れることができたのですが、小鼓に関してはズブの素人の自分にとっても大変刺激的なものでした。
生田氏は、コレクションを展示公開する事を次回以降は今の所考えていないとの事。
今回の佐原の展示で一区切りと考えておられるようです。
今まで、この生田コレクションは、京都の池坊会館と東京の国立能楽堂において行なわれただけです。
今回、佐原で展示できたという事は大変有意義であり貴重な事でした。
私は、大して働いてはいないのですが、スタッフの一員として参加できたことは、貴重な経験だったと思いました。
今回ズブの素人である自分が、生田コレクションや公演に触れて感じた事
。
それは「小鼓」という楽器は、不思議な楽器だという事。
小鼓は大変古いものが残っています。
これは生田コレクションは勿論、佐原の下座をやっている方のお持ちの鼓筒にも室町期から安土桃山期の作であろうと思われる物があるわけです。
そんな古いものがあるんですよね。
室町や安土桃山といったら、江戸の前ですよ。
伊能忠敬さんよりも、関戸郷より、猿田彦よりもずっと古い訳です。
そんなふるい胴を、やでぇに乗って叩いているとしたら(そんな古くて貴重な物は山車では使わないのかもしれませんが)・・・・。
うちのやでぇは古いとか、佐原の祭は伝統があるだとかいくら言ってみても、下座さんが叩いてる胴が、一番古い!!なんて事もある訳ですね。
佐原の大祭で、観光客の人に「佐原の祭で一番古いものはなんですか?」ともし聞かれたら「〇〇町にのっている〇〇下座連の〇〇さんの叩いてる小鼓の胴が一番古いです」なんて答えたり(笑
勿論、持ち主の家の歴史よりも古い訳ですから、その胴は人の手から人の手に渡り、本当に長い年月を経て巡りなが~~~い旅をして、その方の手にある訳です。
元来、能で使われていたのかもしれません、それが何故か繰り巡って、この佐原の町で佐原囃子に使用され、今も悠久の音色を響かせている。
う~ん ロマンですね。
これだけの長い間の時間を経て、持ち主を替えてこの時代に受け継がれている。
有形の物であり、しかも個人の所有物、で今も現役バリバリの楽器。
こんな物他にあるのでしょうか?小鼓は世界で一番美しい音色を出す打楽器ともいわれているそうですが、それも頷けますね。
しかもこれだけの長い間使われている楽器でありながら、どうしたら必ず良い音が鳴るという事解明されていない。
これだけの伝統を持つ楽器でありながら、研究者が少ない。
(日本で唯一の研究者が生田氏だと思われます)
尚且つ、これだけ能、歌舞伎等日本を代表する人気有る伝統音楽に使用され、音色がこれだけ多くの人に愛されている。
誠に不思議であり、奥の深い楽器ではないでしょうか?
また大倉源次郎氏のうち比べを聞いて、小鼓の音色の奥深さもズブの素人ながら感じた事も。
抽象的な言い方になりますが、佐原囃子の小鼓は、やはり鼓を鳴らす、音を鳴らす。といった感じ。
大倉源次郎氏の叩いた小鼓の音は、「音を作る」といった感じ。
柔らかく、丸く、響く。
叩き方、調べの細やかな調整により、丁寧に作られた完成された音。
単なる小鼓の音ではなく、大倉源次郎の音。
とズブの素人は素人なりに感じました。
他にも色々と貴重な話を伺ったりと本当に良い経験ができた今回のイベントでした。
展示には、延べ2000人を超える大勢の方々にお越しいただきました。
また文化会館における公演においても大勢の方にご来場頂き大変有難うございました。
さて、今回はスタッフとして参加しまして生田コレクションという国内有数(最大?)の鼓筒資料に触れることができたのですが、小鼓に関してはズブの素人の自分にとっても大変刺激的なものでした。
生田氏は、コレクションを展示公開する事を次回以降は今の所考えていないとの事。
今回の佐原の展示で一区切りと考えておられるようです。
今まで、この生田コレクションは、京都の池坊会館と東京の国立能楽堂において行なわれただけです。
今回、佐原で展示できたという事は大変有意義であり貴重な事でした。
私は、大して働いてはいないのですが、スタッフの一員として参加できたことは、貴重な経験だったと思いました。
今回ズブの素人である自分が、生田コレクションや公演に触れて感じた事
。
それは「小鼓」という楽器は、不思議な楽器だという事。
小鼓は大変古いものが残っています。
これは生田コレクションは勿論、佐原の下座をやっている方のお持ちの鼓筒にも室町期から安土桃山期の作であろうと思われる物があるわけです。
そんな古いものがあるんですよね。
室町や安土桃山といったら、江戸の前ですよ。
伊能忠敬さんよりも、関戸郷より、猿田彦よりもずっと古い訳です。
そんなふるい胴を、やでぇに乗って叩いているとしたら(そんな古くて貴重な物は山車では使わないのかもしれませんが)・・・・。
うちのやでぇは古いとか、佐原の祭は伝統があるだとかいくら言ってみても、下座さんが叩いてる胴が、一番古い!!なんて事もある訳ですね。
佐原の大祭で、観光客の人に「佐原の祭で一番古いものはなんですか?」ともし聞かれたら「〇〇町にのっている〇〇下座連の〇〇さんの叩いてる小鼓の胴が一番古いです」なんて答えたり(笑
勿論、持ち主の家の歴史よりも古い訳ですから、その胴は人の手から人の手に渡り、本当に長い年月を経て巡りなが~~~い旅をして、その方の手にある訳です。
元来、能で使われていたのかもしれません、それが何故か繰り巡って、この佐原の町で佐原囃子に使用され、今も悠久の音色を響かせている。
う~ん ロマンですね。
これだけの長い間の時間を経て、持ち主を替えてこの時代に受け継がれている。
有形の物であり、しかも個人の所有物、で今も現役バリバリの楽器。
こんな物他にあるのでしょうか?小鼓は世界で一番美しい音色を出す打楽器ともいわれているそうですが、それも頷けますね。
しかもこれだけの長い間使われている楽器でありながら、どうしたら必ず良い音が鳴るという事解明されていない。
これだけの伝統を持つ楽器でありながら、研究者が少ない。
(日本で唯一の研究者が生田氏だと思われます)
尚且つ、これだけ能、歌舞伎等日本を代表する人気有る伝統音楽に使用され、音色がこれだけ多くの人に愛されている。
誠に不思議であり、奥の深い楽器ではないでしょうか?
また大倉源次郎氏のうち比べを聞いて、小鼓の音色の奥深さもズブの素人ながら感じた事も。
抽象的な言い方になりますが、佐原囃子の小鼓は、やはり鼓を鳴らす、音を鳴らす。といった感じ。
大倉源次郎氏の叩いた小鼓の音は、「音を作る」といった感じ。
柔らかく、丸く、響く。
叩き方、調べの細やかな調整により、丁寧に作られた完成された音。
単なる小鼓の音ではなく、大倉源次郎の音。
とズブの素人は素人なりに感じました。
他にも色々と貴重な話を伺ったりと本当に良い経験ができた今回のイベントでした。
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